一番最初にやらなければいけないのに、誰もやっていないこと
このページにきていただき、ありがとうございます。おそらくあなたは、会社の経営者か部長、課長といった管理職の方だと思います。
もしそうであれば、本書は必ずあなたの役に立つはずです
(もちろん、これから経営者や管理職を目指す人にも役立ちます)。
そして、あなたは、
「今すぐ会社の売上を上げたい」
「今すぐ社内の雰囲気をよくしたい」
「今すぐ社員や部下のモチベーションを上げたい」
「今すぐ儲かる会社に変えたい」
と思っているはずです。
しかし、こういった悩みを持ったとき、
多くの人は「広告」「マーケティング」「営業」「採用」「企画・開発」「財務」…などといったことを変えようしてしまいます。
でも、これは間違いなのです。
なぜなら、どんなに良い方法を取り上げたところで、
会社(社員)にそれを活かすだけの土壌がなければ何もかもうまくいかないからです。
どんなに良い種を植えても、土がしっかりとしていなかれば何も育たないのと同じです。
ですから、私は、
「もしも、あなたが今すぐ会社を変えたいなら、悩みを解決したいなら、組織作りに着手したほうがいい。
働くのは社長ではなく、社員だからです」
と強く言いたいのです。
すでに多くの中小企業が成果を出している!
私は現在、長年の社長としての経験を活かして、中小企業を中心にコンサルティングをしています。私が当たり前のことのようにやってきた「組織作り」の方法を教えているのですが、驚くほどの効果が上がっています。
とくに真剣に仕事をしている社長さんや部長さんほど、
「悩みが解決した!」
「驚くほど売上が上がった!」
「社内の雰囲気が良くなった!」
「社員や部下のモチベーションを上がった!」
…などといった報告をしてくれます。
第1章では、多くの会社の最大の問題となっている「コミュニケーション」について説明します。
この章を読めば、コミュニケーションの重要性がわかるだけでなく、「会社の問題点」が明確になってくるはずです。
第2章では、「ルート・コーズ」について説明します。「ルート・コーズ」とは会社の構造的な問題点のことで、
この章を読むことで「どうやって問題点に取り組むか」がわかってきます。
第3章では、「経営幹部の作り方」について説明します。ここでは具体的な「組織作り」がわかります。
第4章では、「モノ・カネがなくても勝てる組織作り」について説明します。
この章を読めば、「今すぐできる組織改革」がわかります。
第5章では、「会社を長く繁栄させる方法」について説明します。
この章を読めば、短期的な成功ではなく、長期的な成功が手に入るはずです。
第6章では、「組織作りで気をつけるべきこと」について説明します。
この章を読むだけでも、きっと明日からの行動が変わるでしょう。
終章では、「50日で変わる!繁栄の黄金律プログラム」と題して、
ステップバイステップで本書のエッセンスを復習してもらいます。
間違いなく会社は部長がつぶす!
私は長年にわたって社長をやってきました。ヘッドハンティングされて社長に就任し、「短期間に会社の業績を急回復させる」のが私の仕事です。
おかげさまで確実に成果を出すことができたので、
いくつもの会社にヘッドハンティングされて社長をやり続けることができました。
私の場合は、ヘッドハンティングされてから社長になるので、
「会社のことは何もわからない」「業界のことは何もわからない」という状態です。
にもかかわらず、「短期間に会社の業績を急回復させる」ことができたのは、 「組織作り」とくに「経営幹部(部長や課長)の改革」に注力したからです。
「会社のことは何もわからない」「業界のことは何もわからない」私が、成果を出せた理由はこのことにつきるのです。
社長は一人では何もできません。
どんなに良いマーケティング手法や会計手法を持ってきたところで働くのは社員です。
そして、その社員を引っ張っていくのが経営幹部たちなのです。
ですから、私は、
「会社をつぶすのも、うまくいかせるのも部長(経営幹部)にかかっている」
と言っているのです。
今まで着手していなかったことをやるわけですから、劇的な変化が出るのは当たり前でしょう。
本書では、具体的な方法を説明していくので、今すぐあなたの会社を変えることができると思っています。
ぜひ、本書を明日からのビジネスに役立ててください。
著者について
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インサイトラーニング株式会社副社長。
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1949年 東京都生まれ。
学習院・中等科、高等科、大学及び大学院修士課程 (文学部国文科) 卒業。
スキー、水泳、ボートとスポーツ三昧の学生時代を過ごす。
特に、ボートに関しては、インターハイ本戦への出場、
また皇太子殿下への3日間の指導経験を持つ。
日本の企業で働いた後、サンダーバード国際経営大学院へ留学し、
国際経営学修士(MBA)を取得。
その後、外資系会社のマーケティング・マネージャー、 経営コンサルタントを経て、
37歳より外資系企業経営者となる。
1987年~1992年 ポント・データ・ジャパン(株) 社長
1992年~1996年 王氏港建日本(株) (WKKジャパン) 社長
1996年~1999年 フィリップス・ライティング(株) 社長
1999年~2004年 ミードウェストベーコ(株)社長
2004年~2005年 キッチンハウス(株)社長
以上の不調会社を立て直し、すべて成長、利益率とも優良会社に変身させる。
業態、業種、親会社の国籍を問わず回復を実現したので、
" 企業再建請負経営者"(日本経済新聞など)と評されている。
経営コンサルタントとして、大手企業や外資系企業を手掛けた後、
現在は、その学術的な裏付けと経験を、「中小企業の再建」というテーマに集中させ、
『中小企業のV字回復』のためのコンサルティング、また講演やセミナー等の活動を行う。
著書に、『実践!企業再生52週間プログラム―この7つのステップで劇的に変わる』(ダイヤモンド社)、『MBA社長のロジカル・マネジメント』(講談社)、『タフ・ネゴシエーターの人を見抜く技術』(講談社)等がある。