25万3200冊の読書量を誇る文献学者が説く「本物の知識をつける読書術」。30年で完成させた、ムダのないシンプルな技法。
POSTED BY編集者H
今日から「知性、教養、創造力」に富む
知的社会人になりたい人の読書術
社会人としての評価を下される基準とは、なんなのか--。新人からベテランまで「社会人としてのレベルが低い」
とは思われたくないはずです。
自分の評価を下げてしまえば、
やりたい仕事ができなかったり、人間関係が築けなかったり、
ムダな努力をする機会が増えたり、経済的に満足できなかったり、
軽く扱われたり…と不本意な生活を送ることになります。
評価される人とは、
「知性、教養、創造力」に富む"知的社会人"です。
知的社会人は、貴重な存在であり、品格も醸し出すので、
替えがきかない人となります。
本書では、「知的社会人になるための読書の全技法」を紹介します。
今日から「知的社会人になりたい」という人のための読書術です。
読書量25万3200冊。
ケンブリッジ大学、フランス国立社会科学高等研究院で磨き、
文献学者として完成させた"ムダにならない読書"
著者は文献学者であり、文章や言語を扱う学問を専門としており、常に本と接しながら仕事を進めています。
こういった背景から読書家となりました。
著者が奉職する大学の書庫にある7万冊の本。
約10年間の海外の大学での研究中に、
ヨーロッパ中の図書館を渡り歩いて7万冊。
ほかにも、7万冊の本を読んで、目録をつくっています。
また、1日に3、4冊は必ず本を買って読んだり、
図書館に行って読むという生活を約30年続けています。
そう考えれば、25万3200冊を読んでいます。
研究のために必要な本から、自然科学、歴史、小説、
ビジネス、伝記、自己啓発、芸術、ノンフィクション、
洋書…など幅広く本を読んできました。
この読書歴から、ムダなこと、難しいこと、
めんどくさいことが削がれた、読書術を紹介します。
「わかったつもり」がなくなる!
"言葉の羅列"を「本物の知識」に変えよう!
読書の基本は「本物の知識を身につけること」。本の情報を知識に変え、深掘りし、
自由自在に使いこなせるようになることです。
本とは、言葉の羅列ででき上がっていますが、
それを"知識"に変えることがカギとなります。
「わかったつもり」で終わる読書には、意味がないのです。
・「時間と「労力をムダにしない本の選び方
・読解力が高まる本の精読術
・本質を見抜く―知識を"削ぐ""つなげる"読書術
・問題解決--研究者的知識の深掘り術入門
・"記憶に残し、引き出す""積ん読を防止する"情報整理術
・社会人としての魅力を高める本の使い方
本を仕事、人生の血肉にする読書習慣がつく、
あらゆる世代の必読入門書です。
著者について
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大東文化大学文学部准教授。
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1963年長崎県佐世保市生まれ。博士。
大東文化大学大学院、フランス国立社会科学高等研究院大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員を経て現職。専門は、書誌学、音韻学、文献学。
1989年よりイギリス、ケンブリッジ大学東洋学部を本部に置いて行なった『欧州所在日本古典籍総目録』編纂の調査のために渡英。以後10年に及んで、スウェーデン、デンマーク、ドイツ、ベルギー、イタリア、フランスの各国図書館に所蔵される日本の古典籍の調査を行なう。またその間、フランス国立社会科学高等研究院大学院博士課程に在学し、中国唐代漢字音韻の研究を行ない、敦煌出土の文献をパリ国立国会図書館で調査する。
文部科学省科学研究費助成を受け、第一次世界大戦後に行なわれた昭和天皇(当時は皇太子)によるベルギー王国、ルヴァン大学に寄贈された日本古典籍についての研究なども行なっている。
広い視点から、わかりやすく話をするスタイルで、テレビやラジオの出演も多く、NHK文化センター、朝日カルチャーセンターなどでも定期的に講演や講座を開いている。
石川県加賀市山代温泉にて、「あいうえおの郷 にほんごの森構想」実行委員長を務める。
17万部のベストセラーシリーズ『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)、18万部のベストセラーシリーズ『心とカラダを整える おとなのための1分音読』、『日本語の奇跡』『ん』(ともに新潮社)、和辻哲郎文化賞を受賞した『日本語を作った男』(集英社インターナショナル)など著書多数。