お金にも人にも媚びず、常識の名の下に群れず、安定のためだけに属さない。
そして「遊び領域」だけが仕事になる。
それが本来あるべき私たちの働き方の姿――。
「常識に反発し、世の中を斜めに見つづけた変人の思考」が、
本質をつき、人生や時代を切り開く。
会社を潰した著者だからこそ見つけた
斬新な人材コンサルティング事業で一世を風靡するも、2011年に倒産、そして自己破産に至った元ワイキューブ社長の著者。
本書は、その後の葛藤や奮闘の中で追い求めた「理想の働き方」、
「仕事をつまらなくしているものの正体」を明らかにします。
ビジネスマンがやりがいを持ち、楽しく仕事をするにはどうすればいいのか?
著者自らが人生を賭して実践、答えを解き明かした、実験報告とも呼べる書です。
「仕事がつまらない」「将来が不安だ」
「給料が少ない」「自分の能力では無理だ」……
本書はそんな悩みを持つあなたの働き方、人生に一石を投じます。
あるいは、激変させるかもしれません。
ちょうど落伍者の屍寸前だったにもかかわらず、
「働く意味が理解できたいま、私の人生はとても軽やかです」と語る著者のように。
「まえがき」一部抜粋
この本は、社長でなくなってからの私が思い悩んだ「三つの意味」をまとめたものです。
それは「会社を経営することの意味」と「働くことの意味」、
そして「生きることの意味」です。
すべての財産を失い、働く目的も意欲も失った私は、
これらの意味を完全に見失っていました。
なぜ自分は失敗したのか。
何のために会社を経営してきたのか。
これから先、何のために働くのか。
何を目的に生きればいいのか。
毎日毎日、ズルズルと過ぎ去っていく日常のなかで、
私は何とかして「自分の拠り所」を見つけださなくてはならなかったのです。
過去を引きずり、他人を妬み、社会を否定しながら生きていた3年間でした。
でも、その呪縛から解放されたとき、
「生きること」と「働くこと」の本当の意味が見えてきたのです。
私がたどり着いた結論は、至ってシンプルです。
目次
第0章 新たな働き方への挑戦――私が社長でなくなってから本当に失ったもの
第1章 「働いたら負け」のウソとホント
――「職業選択の自由」を取り戻せ
第2章 正社員に告ぐ
――世の社長たちの本音と建前
第3章 カネで買われる人生からの脱出
――資本主義誕生からポスト資本主義への展望
第4章 仕事とはそもそも遊びである
――目の前に迫る働き方のパラダイムシフト
第5章 本来の姿を取り戻すために
――自分を磨く働き方の答え
著者について
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1965年、大阪府生まれ。中小企業のブランディングと組織づくりを支援する会社「BFI(ブランドファーマーズ・インク)」代表取締役。
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高校卒業後渡米し、オレゴン州立大学で生物学を専攻。帰国後リクルート社を経て、1990年「ワイキューブ」を設立。斬新な人材コンサルティング事業で一世を風靡するも、2011年に民事再生、自己破産する。1年間の放浪生活ののち、境目研究家を名乗り社会復帰。NPO法人中小企業共和国理事長、出版社ぼくら社編集長、数社の取締役を兼任しつつ、境目研究家としてコラムの執筆や講演活動、ポッドキャストなど幅広く活動している。また、都内のこだわりの店で、こだわりの食材を楽しみながら、仕事や経営の相談に乗る「こだわり相談ツアー」という一風変わったコンサルティングサービスを提供しており、好評を博している。著書に2006年に刊行され33万部を突破した『千円札は拾うな。』(サンマーク出版)をはじめベストセラー多数。近著に『私、社長ではなくなりました。』(プレジデント社)がある。
境目研究家 安田佳生
http://yasudayoshio.com/
BFI(ブランドファーマーズ・インク)
http://brand-farmers.jp/
こだわり相談ツアー
http://brand-farmers.jp/blog/kodawari_tour/