常に企画アイデアを考え、それを言葉にして、世に送り出す――その意味では、私たち編集者は、コピーライターと同じようなことに日々取り組み、頭を悩ませています。そして、世に送り出すためには、周りの人たちの賛同、経営陣の承認を得なければなりません。そのためには、まさに本書で繰り返し言われている「短くて強い言葉」で伝えることが必須となります。そして、このことは私たち編集者や著者の弓削さんのようなコピーライターなどに限らず、どのような職種であっても必要とされるに違いありません。言葉の使い方1つで、仕事がうまくいく/いかない、あるいはアイデアが採用される/されないが変わってきます。今回は、弓削さんがコピーライターとして活躍する中で会得した、相手に影響を与える言葉の磨き方をあますところなく、公開しています。ぜひ皆さまにも、本書をお読みいただき、言葉を有効に活用して、人を動かす技術を身につけていただけたら幸いです。
POSTED BY貝瀬
言葉を制する者はビジネスを制す!
人を動かす力強い言葉の極意が身につく
驚異のノウハウを書籍化
突然ですが、ビジネスの現場で最も重要なスキルは何だと思いますか?
営業力? 交渉力? 企画力? プレゼン力? 事務能力?
それとも上司・同僚・部下・取引先・お客さまとの人間関係力?
もちろん、これらのチカラは大切ですから、
一人前のビジネスパーソンであれば持っているべきですし、
高ければ高いほど、有利なことは確かです
そして、これらのチカラすべての根底にあるのは「言葉」です。
誤解を恐れずに言うならば、
「言葉を制する者はビジネスを制する」ということなのです。
ですから、ビジネスシーンにおいて、
「相手に話を聞いてもらいたい」とか
「自分の意見や企画を通したい」と思ったら、
的確な言葉を適切な長さでシャープに話す必要があります。
とはいえ、
「そもそも口下手なので言葉で人を動かすなんて無理」
「コピーライターみたいな言葉のプロではないので、スキルがない」
「人見知りするタイプなので、知らない人と話したり、大勢の前で話すのは苦手」
などと、しり込みをされる方もいらっしゃると思います。
でも、大丈夫です。
広告代理店勤務時代の数々のプレゼンテーションと企画会議、
商談で自分の意見を通し、現在はコンサルタント、セミナー講師として
多くの企業にキャッチコピーやネーミングを指導してきた弓削徹さんが
「刺さる言葉の作り方・使い方」のテクニックをお教えします。
たとえば、本書でご紹介する方法は、
□話す内容にタイトルをつける
□名言・格言、金言を引用して話す
□具体的な数字を入れて話す
□話の流れが自説に近づいてきてから話す
□根拠・理由を一緒に語る
□成功・失敗事例を提示する
□相手にとってのメリットをゴールにする
といったことです。
もし、あなたがこのテクニックを自由に使えるようになったとしたら
ビジネスにおいて大きな成功をおさめることは間違いありません。
全国の「話し方」「伝え方」に悩むビジネスパーソンにおすすめの1冊です。
気になる本書の内容
本書の内容は以下のとおりです。はじめに ~“強く短い言葉”があなたの人生を変える武器になる
第1章 3秒のパワーフレーズが人生を変える
◎かつてなく短い言葉がチカラを持つ時代へ
◎コピーライターが実践するフレーズ思考
◎ワンフレーズの積み重ねで年収が決まる
◎伝えベタの人はこのパターンで話している
◎短いパワーフレーズはこう作る
◎誠実に準備することが一番の戦略
◎論理的に話せばいいというウソ
◎キャッチコピーの発想技法を活用する終身雇用制度がなくなる日
第2章 初対面で強い印象を残すコアフレーズ
◎自己紹介をワンフレーズ化する
◎ホメるポイントを探して共感を得る
◎いったん相手を怒らせる
◎出会った人との将来を語る
◎話す内容にタイトルをつける
◎名言・格言、金言を引用して話す
◎具体的な数字を入れて話す
◎自己評価の正反対を返す
◎column 相手の価値観を会う前に知る方法
第3章 会話の空気を一瞬で変えるエッジフレーズ
◎相手のニーズを知って合わせる
◎発言のハードルを下げる
◎あえて空気を読まずに発言をする
◎芸人さんのようにツッコむ
◎相手の意見を誘導する
◎意外な事実を話す
◎他者にさえぎられずに発言をする方法
◎話を振られて困ったらこうする
第4章 会議の方向を操るトリガーフレーズ
◎方向性を示すフレーズで口を挟む
◎会議の時間経過を見計らって発言する
◎話の流れが自説に近づいてきてから話す
◎上司の名前を味方にする
◎キーパーソンに刺さる言葉を探す
◎根拠・理由を一緒に語る
◎成功・失敗事例を提示する
◎正面から否定せずに反論する
第5章 プレゼンやセールスで刺さるキラーフレーズ
◎短いフレーズが企画案を世に出す
◎相手にとってのメリットをゴールにする
◎提案にネーミングすると注目される
◎お願いをせずに要求を通す
◎相手に選ばせる・決めさせる
◎前提となる選ぶ基準を教える
◎都合の悪い事実を明かす
◎キーパーソン1人を説得すればいい?
◎column ブレインストーミングを成功させる方法
第6章 スピーカーとして大勢に影響を与えるワンフレーズ
◎伝える内容はワンフレーズ×3
◎第一声で場の空気を支配する
◎アウェイの会場を味方につけるには
◎なぜ話す資格があるのかを伝える
◎スベってもいいからユーモアを見せる
◎ムダな言葉を削って断定形にする
◎言葉をつなぐフレーズの大切さ
◎答えに困る質問をされたら
著者について
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コピーライター、マーケティングコンサルタント。
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東京・浅草生まれ。法政大学法学部卒業。広告代理店を経てコピーライターとして独立。SONY、サントリー、IBM、JTなど2200社のテレビCMからPOPまでの企画、コピーライティングを担当して売上拡大に貢献する。ちなみに「ノートパソコン」の命名者でもある。
中小製造業のマーケティング経営を支援するほか、全国の商工会議所でキャッチコピーや販路開拓など600回のセミナー講師を務める。ラジオFM J-WAVE「TOKYO MORNING RADIO」、TBSラジオ、ニッポン放送などの情報番組にコメンテイター出演。
主な著書に『キャッチコピーの極意』(明日香出版社)、『顧客は展示会で見つけなさい』(日刊工業新聞社)など。
ホームページ https://www.yugetoru.com